TOP > FUJI PRIZE PLUS > 月桂樹といえば、、、、、 冠でしょ♪
ブログ
2017/03/03

月桂樹といえば、、、、、 冠でしょ♪

FUJI PRIZE PLUS

皆さんは「月桂樹(ゲッケイジュ)」と聞いて何を思い浮かべますか?

きっと料理に使う香辛料のローリエやローレルのことが最初に浮かぶ人が多いのではないでしょうか。

私もフジプライズに入社するまでは、やはりローリエが最初に頭に浮かんだと思います。

母がスープを作る時などによく入れていましたので、馴染みがあります。

でも今は「月桂樹(ゲッケイジュ)」と聞いて、別のものが頭に浮かんできます。

それは「月桂冠(ゲッケイカン)」です。

月桂冠と言っても日本酒で有名なあの会社の方ではありません(笑)

スポーツや様々な大会で優勝者やメダリストが頭にのせている、あの葉っぱで作られた冠の方です。

 blog170301-3.jpg

この葉っぱが「月桂樹(ゲッケイジュ)」の葉です。

 

ギリシア神話の絵画や彫刻でもよく見かけると思います。

古代ギリシアでは月桂樹はギリシア神話における光明神アポローンの霊木として、崇められていました。

そのアポローン神の祭儀であるピューティア大祭の勝者に、この月桂樹で作られた冠、月桂冠が与えられていたそうです。

またローマ帝国では、闘技会の勝利者にはシュロの小枝が与えられ、卓越した者には月桂冠が与えられていました。

このことから競技会の勝者や優積者に月桂冠が贈られるようになっていったそうです。

 

ところで、ギリシア、競技会と言えばあの五輪の大会ですが、実は五輪でメダリストに贈られる冠はオリーブの葉で出来た冠だそうです。

blog170301-4.jpg

 オリーブの葉でできた冠

 

これは古代ギリシャの英雄ヘラクレスが、オリンピアの庭に植えたオリーブの枝をオリュンピア大祭(古代オリンピック)の勝者に与えたことが由来とされているからです。

またピューティア大祭は当初、アポローン神を称えるに相応しいよう音楽と詩歌の創作・発表競技が行われていたことから、月桂冠は文化的な功績を讃えるものと位置づけられるそうです。

とはいえ今日、月桂樹/月桂冠は勝者や優秀な者を讃えるシンボルとして、表彰業界をはじめ様々なところで扱われています。

 

当社でもこの月桂樹をモチーフとしたデザインを施した商品を多数取り揃えています。

KT-2847

 KT-2847 月桂樹デザインの電鋳シールが付いた光学ガラス製トロフィー。

 

KF-5212 月桂樹デザインのサンドブラスト彫刻が施されたセミクリスタル製飾り皿。

 

copy_F-5185.jpg

F-5185 月桂樹デザインのレリーフ(アンチモニー製)が付いた木製楯。 ※A/B/Cサイズのみ

 

この他にも様々な商品に月桂樹デザインが取り入れられています。

スポーツでの優積者に限らず、文化、芸術、はたまた会社の営業優積者や代理店様表彰などに、当社の月桂樹デザインで、「輝くを応援」してみてはいかがでしょうか。

 

 

ちなみに、私の自宅には鉢植えですが月桂樹の木があります。

もともと月桂樹の葉の色と香り、そしてシュッとした凛々しい樹形が好きだったので育てることにしました。

 blog170301-1.jpg

我が家の月桂樹

 

もちろん眺めているだけではありません、ちゃんと料理にも使っています。

月桂樹の葉は乾燥しているものが市販されているので、乾燥しないと使えないものだと思われがちですが、調べてみると生で使用しても良いそうです。

苦みや青みが乾燥したものより出るそうですが、フレッシュ感は多くそれが良い場合もあるそうです。

私も木から切ったものを軽く洗い、水気を取ったものをすぐ使ったりしています。多めに切って乾燥させたりも出来るので、便利ですよ。

常緑樹なので年中ローリエ取り放題です(笑)

 

blog170301-2.jpg

左:我が家の木から取った月桂樹の葉 右:市販の乾燥ローリエ

 

何より葉の香りが清々しくて、触っているだけで良い気分になります。

冠にして被ったら、さぞかし良い気分になるんでしょうね。

試しに作ってみようかな(笑)

 

企画室 T.H